22

04.3/21 谷川俊太郎

ひさしぶりに、谷川俊太郎の詩集をよみました。
高校時代、ちょっとばかし本気で詩人になってみたかったわたしです。
ちょっと前まで流れていたネスカフェのCMで、谷川俊太郎の詩「朝のリレー」
と息子さんである谷川賢作さんのピアノ伴奏で、子供達の寝顔がつながるCMが
あったのですが、最近になって谷川俊太郎の詩が無性に読みたくなって、本屋
さんをはしごして買ってきました。文庫本では集英社からでている「これが私
の優しさです」しかみつかりませんでした。谷川賢作さんのCDももっと聴いて
みたいという気になってタワレコにいったら、お取り寄せでした。(最近人気
なようです。みんな同じ気分なんかな。)
詩集は、静かな場所で読むといいです。
私は夜寝る前に、思いついたページをひろげて少しずつ噛み締めるように読み
ます。「詩」って、表面だけでなく表面の下に隠されている答えをさがすのが
楽しみでもあります。谷川俊太郎の詩は、静かなんだけど、リズミカルでもあ
るなあと思います。
詩の世界は、物事を多面的にみるということを教えてくれます。
真正面からみていたものが、少し向きをかえてみたら違うものに見えてきたり。
でも、向きをかえることをしないと違うものはみえなかったりします。
このことは、いろんなことに置き換えて考えてみると今まで受け入れられなかっ
た物や人、考えが理解できるようになったり、ちょっとだけ受け入れられるよう
になったりします。こころが少しだけ広くなるってわけです。
谷川賢作さんのCDもよかったです。優しい感じです。今も聴きながら書いてます。
ジャケットのクレーのイラストも素敵です。

最近、文章をかきためるようになりました。
文章のヒントを探している時の精神状態はなかなかよいです。
感受性が高くなります。ひとつひとつの行動に意味をみいだすことができたりす
るんです。小さな変化を発見できたり、ものごとを深く考える癖がついたりしま
す。一日いちにちが違う一日になります。
今まで本を読めないわたしに、コンプレックスを抱いてきましたがひとり暮らし
になってから、本を読む癖がやっとついてきて安心しているところです。
(といってもまだまだなんだけど)
今日は寒いです。あったかくなったり寒くなったりでまんまと風邪をひいてしま
いました。ご注文下さっている方々、お届けが遅くなってしまってすいません。
なぜか受注中の時って、思いがけない仕事が2つ3つ重なってしまいます。
最近、イラストのお仕事もいただいたのです。また御報告します。

04.3/16 杢きりん喫茶店

パソコンがなおりました。
はやく更新したかったのです。
しまちゃんの喫茶店「杢きりん」が、3/15に無事オープンしました。
初日はいけなくて、今日やっといってきましたよ。
看板にわたしのイラスト、使っていただきました。とおくからもこの看板がみえて、わ〜と走っていきました。
木の扉をあけると、白い壁に濃い木の机や、椅子、シンプルな色あいの店内は、しまちゃんが描いていた理想とおりの空間に
なっていました。ひとりでも、ふたりでもくつろげそうな店内です。
まだいろいろと、手際がなんちゃら。とあるみたいですがハンドドリップの珈琲美味しかったですよ。
夜は彼と一緒に、お酒も少しだすようです。
あったかい天気のいい日に、ぜひいってみてくださいね。
3月末発売の、ハナコウエストカフェとHana vol.5に掲載されます。
ホームページはまだなんですが、そのうちオープンの様子。とにかくまだいろいろと手いっぱいみたい。(笑)
しまちゃんのお母さんと一緒に、美味しいスープや、ケーキ、パンを作って待っていますよー。
わたしも、うちから駅で3つほどなので家でやりたくない仕事なんかをもって、ちょこちょこ行くつもりです。

杢きりん喫茶店
大阪府守口市大日東町12-8 協和ビル1F
T+F 06-6904-8098
open 11:00〜20:30/ランチ 11:30〜15:00
close 日曜日、第2.4木曜日 駐車場2台あり

モノレール大日駅/地下鉄谷町線 大日駅2番出口をでてむかって右方向に進むとラーメン屋さんが見えるので、
その角を左に曲がり直進、向かって右手。(写真の看板がみえます)

04.3/11 東京というところ

母と東京へいってきました。
普段離れて暮らしている母と、いろいろと話しをしたか
ったし、母もわたしも気になっているスーザンチャンチ
オロの展覧会も東京でやっていたので、思いきっていっ
てみようかと。
ほかにも見たい展覧会や個展がたまたま重なっていたの
で、はしごしてみてまわりました。
スーザンチャンチオロ展→チクリン展→homspum展、
あれ、こうしてみると3つだけか。2泊3日だったので、
1日1つの割合。
方向音痴なので、いっぱいつめこんでも辿りつけない
事があるから、余裕をもった計画表です。

田舎もののわたしは、東京という場所がとてもとても
とおい存在にうつり、あんまり住みたいとは思わない
のだけど、やはり刺激的な街やな。と感じます。
なにか、片寄っていないと感じます。
いろんなものが交錯していて、いろんな人がチョイス
して、成り立っていて、いろんな考えがあるのが普通
だと感じさせられます。
受け入れてくれなさそうで、受け入れてくれそうな街。
という感じです。新しいことや、新しい考えを形にした
いなら、日本でなら東京なんかな。と思ってしまいまし
た。と、まあちょっとおおげさになってしまいました。

スーザンチャンチオロの展覧会では、母もわたしもある
種の刺激というか、彼女のやり方にぐぐっとくるものが
ありました。
作品ひとつひとつが断片であり、彼女の息づかいや気持
ちが感じる作品なのです。全体が、彼女の作品。という
感じです。あったかい気持ちや、かなりハードな気分、
刹那的な感覚、それらすべてがスーザンなのだと。
ファッションとアートを、ファッション界でぎりぎりの
バランスで、成立させた人。と思います。
アートにもファッションにも片寄りすぎていないのです。
そのバランス感覚、全体のセンスの良さには、感動して
しまいました。
写真の配置、おんがく、映像、展示の仕方。
彼女の人間らしい存在感のあふれる展覧会でした。
「人間らしい」においを感じそうな、そんな人間くささ
って、やっぱりなにか惹きこまれます。
もっとのぞいてみたくなるような。
「work shop」という作品集を買いました。でも、展覧
会のほうが、彼女のパワーが伝わってきました。

翌日みにいったチクリン展は、サイトのみつのあはれを作っていらっしゃるマリコさんという方と、そのパートナーが作っていらっ
しゃるチクリンという洋服の個展でした。
母とバスに乗り、散歩しながら迷って辿りついたのが古いおうちの中のギャラリースペースでした。自宅を開放してやっているのか
と思い、ついおうちですか?と質問してしまったのでした。
緊張してしまいました。とても、好きな感じでとても素敵な個展だったからです。
友達のマロンゴシャのりえちゃんが、チクリンの洋服を着ているのを以前みてから、気になっていました。
全部ほしい。と思ってしまうほどシンプルであったかみのある洋服たちでした。ちょっとふんぱつして、黒い麻のプリーツスカート
を買いました。夏になったら、しろいノースリープのちょっとレースがどこかに入ったようなブラウスを上に着てみたいと思いまし
た。少しずつ、買い揃えていきたいな。
パートナーと、2人で同じ空間に作品を並べるなんて、そんなのも憧れてしまいました。とてもいい空気がながれていました。
さらにその翌日にみにいった、吉祥寺でやっていたhamspunの個展。
ずっと前に装苑で、アトリエとお店の写真が載っていて、わあいいな。とてもいい!と思っていたブランドでした。
アトリエをつくりたい!と強く思っていた時期だったので、夢のようなアトリエの写真にどきどきしたのを覚えています。
でも、実際洋服に手にふれたのは始めてでした。最近、hamspumの本を出版したみたいで出版記念の個展だったようです。
洗いざらしのコットン、シンプルな形、着心地のよさそうな素材。
おしゃれを無理しない。という感覚でした。デザイナーの方たちも、素朴で優しそうな方たちでした。
スピックアンドスパンで取り扱っているそうです。今度から、のぞいてみよう。こちらでも、本を買ってはんこを押してもらいまし
た。出版された本も素敵だったけど、小さな無料で置いてあったカタログ本の写真のほうがわたしはすきかも。と思いました。

今回、なんだか本当に充実したはしご展覧会巡りでした。
ファッションの中に、気持ちや考えや、答えをスパイスのようにつめこんだような。
わたしにしかだせないような、あじのようなものって、なんやろう。とそんなところをちくちくと刺激されました。
おおきなものよりも、個人的なものにむかう傾向にある今の時代って、今までかくれていた人間のもつ優しい気持ちや、ときには悲
しい気持ちなんかが、みえる気がして、ほっとします。
はずかしがらずに、そんなものを少しだけ作品にこめていくのっていいかもな。と思いました。
ファッションだけど、せっかく個人的なもので作っているのだから大きな「くくり」にいれないで自分のやり方でやっていこう。改め
て思いました。おおきいことはできないけど、個人だといろんなことをやってみてもいいのだと、小さいところの可能性の大きさに気
付かされたような気がします。

東京って、もうめちゃくちゃ人は多くて雑多な感じがするけど、なにかを創る、考える、みる。という点ではレベルの高いところだと
改めて思いました。やっぱり、住みたい。とは思わないんだけど。(小田急線で気持ちがしぼみます)

04.3/3 なつかし写真

3月なのに、このところ寒い日がつづきます。
春だ春だと浮かれていたのに、しょんぼりしてしまいます。
それでもわたしは、マフラーを巻いて、厚手のコートを着て本をもって、
自転車に乗って、やっぱりいつもの喫茶店へ行ってきました。
今日はこんでいた喫茶店。珈琲とチョコレートケーキを頼んで作文のよう
なエッセイのような、文章を2つ書きました。
気分がのってくると、書きたいことがつぎつぎとわいてきます。
向かいに座っている大学生のような男の子も、熱心になにかを書いてい
るようでした。勉強しているのかな。
喫茶店で、ひとりでなにかをしている人をみるとなにか気になります。

帰り道、大家さんに出会って挨拶をして、マンションのポストをみると
小さな包みがひとつはいっていました。横須賀の友達からです。
封をあけると、去年の秋にソ−イングで個展をした時に撮ってくれた
なつかしい写真がたくさんはいっていました。
写真は、秋の晴れた日の空気がそのままはいっている感じで、少し前の
ことなのに、ずいぶんと前のような気持ちがしたのでした。
撮る人によって、同じ場所でも気になる場所がちがうようで、こんな
とこを写真に撮ってたんや。と、きっとひとりでこそこそと校舎を歩
いて撮ったんやろうなという写真たちなのでした。
想像すると、その人らしいなあと感じました。
彼のカメラは、アンティークのカメラでドイツのものっていってたっけ。
真四角の写真が焼き上がるカメラなんです。
ファインダーをのぞくと、左右反対にうつるというややこしいカメラ。
でもなんとも、かっこいいカメラなんです。
寒い中部屋に帰ってきて、その写真たちをみていると去年のソーイング
での個展のことが思いだされて、またソーイングへいってみたくなりま
した。春になったら、またお茶をのみにいってみようと思います。