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04.6/3 りょこう気分

ある日のハナシのシ展、ついに松本のカフェドゥでも終わってしまいました。
いや〜、楽しかったです。
今回、大阪でできた彼氏と一緒に帰ったので、(もうなんでも書いてるな〜)
実家にだら〜とのんびり過ごすことはなく、一応景色のきれいなとこや、温泉や、
普段いかないようなところへ、足をのばしたせいか旅行にいったみたいな気分
でした。
カフェドゥでの個展、クラフトフェア、素と形展、行く前から楽しみにしていま
したが、たくさんの方達に会えてしまいました。
いい時期に、個展させてもらえました。
東京や神奈川からも、クラフトフェアコースからクルール個展まできてくださる
方々も多く、みなさんとお会いできてとても嬉しかったです。
29日は、うちの弟のりょうくんと彼氏とドゥのお2人と、姫路からこられたドゥ
のお友達と、わいわい中華料理を食べました。美味しくて楽しかったです。
クラフトフェアでは、Naoの編集の方やお友達、三谷さんにも御会いできました。
三谷さんの作品、大阪のお店でもおいてね。とお伝えしました。おいてね。
素と形展も、あとから、じんわり、よかったなあ。と思いました。
贅沢な展示の仕方で、うなぎとりの道具が、大きな壁にひゅるりとシンプルに
展示している様が、印象的でした。
普段つかっている道具が、見る角度をかえるとアートにみえてくる不思議。
デザインって、おもしろいなあと思いました。
図録が、とても素敵な本になっていました。
そのあと寄ったガルガという喫茶店では、扉をあけた瞬間、お客さんが知り合い
だらけで笑ってしまいました。行くとこはみんな同じみたい。

彼氏もきてるということで、父が朝、温泉につれていってやる。というので、
早起きして、池田町というところの山奥まで3人でドライブにいきました。
ほんの車で15分くらいしたら、ここはどこや?というくらいの場所に行き着き
ます。わたしの実家があるところも田舎なんですが、さらにさらに、田舎。
山の上に、家があるようなところです。
今でも何件か民家があるのですが、何年か前はもう少し大きな集落だったのでは
と感じさせられる、今ではもう廃屋になっているような家も何件かありました。
ことりのさえずりが、耳もとできこえてくるような場所で、道のすぐ脇は、崖ぷ
ちだったりして、下をみおろすと小さな村の集落がみえたりします。
父が、去年の今頃くらいにもうしょっちゅう、すごい場所がある!といって、
母をつれて、散歩していた場所でした。
観光客もいかないような、静かな、懐かしい場所です。
3人で写真をとりながら、20分くらい散歩したあと温泉にいきました。
温泉は、朝はやくだったせいか、だーれもいなくて女風呂は貸しきりみたいな
もの。
露天風呂は、森がすぐそこで自然の中でお風呂にはいっているようで、とても
気持ちがよかったので、泳いでみました。
だれもいないけど、猿がいそうな感じで、ちょっとどきどきしながら、中腰で
露天風呂を、いったりきたり。
うーん、思い出しただけで幸せです。

なんだか忙しく働いている方たちがこの日記を読むと、感じわるいような感じ
になってしまったような気がします。すいません。
機会があれば、ぜひ。温泉は、大町市にあるかじか温泉というところへ行きま
した。穴場なんだそうです。ぜひぜひ。
現像されてきた写真をみて、思い出しながらかいています。

池田町の山奥でみつけた、下の写真。
なんかいいでしょう。「タラ、とるな」とおこったうさぎの絵。
この下は、崖っぷちになっています。タラをとるのも命がけ。

04.5/23 クルール工場

只今、クルール工場から出荷まえのかばんです。
すきな配色かばんだけが、なぜか今でもちょこちょこと忘れた頃に注文がはいります。
ドゥでの個展では、注文がはいると連絡がくるのですがこちらではあかいろかばんが人気です。
ネットではあかいろかばんは、もう全然人気がなかったのです。悲しいくらい。
わたし個人的には、あかいろかばんを一番よくつかっているのでこれは注文くるな。と思い、赤の麻の生地を大量に買い込んで
きたのですが、全くへりません。こんなこと、よくあります。
今回は、無色の麻(すきな配色かばんでつかってるような)を何回も買い足しに走りました。
写真と、実際みて売れるものとはまた違った感じになるし、地方地方でもまた違った傾向になるのだけど、今回はすきな配色かばん
がどこへいっても圧勝のようです。
明日か明後日には、長野に帰ろうと思っていて、今きている受注分をすべてやってしまおうとやっきになっています。
昨日は、久しぶりにいちにち休むことなくミシンを踏み続け、寝る前は友達から借りてきた、坂本竜馬の漫画を読んで寝ました。
真面目ないちにち。と名付けたいと思います。

最近、なにかよく仕事がきます。
まだ全部、具体的にではない話しなのだけどいいお話が2つ3つ。イラストやデザインの仕事がきたりします。
とても嬉しいのですが、こころの準備ができていないようで不安でもあります。わたしなんかに仕事くれていいの?と思ったりしま
す。さっちゃんにいったら、珍しく弱気やな。といわれました。母にいったら、子供の頃から兄弟の中でいちばん絵かいてたから大
丈夫。といわれました。(2人ともありがとう)
サリダでも、ある特集でのイラストの挿し絵をかかせていただくことになり、こないだ久しぶりに絵の具をだしてきて指定された内
容のイラストをかきました。最近はかばん作りに追われていたので、ちゃんと道具で絵をかくのが久しぶりでした。
なかなか難しい。
雑誌をひっぱりだしてきてイラストの挿し絵のかいた頁をひらいてみて、イラストレーターってすごいな。と思いました。
でも、筆をとりだすとやっぱり楽しくなってきて、夢中でいろいろな絵をかきました。
水彩のにじむ感じや、色の組み合わせ、仕事を忘れていろいろとスケッチブックにかきました。
昔むかし小学生、中学生の頃、別册マーガレットで連載していたいくえみ綾や、紡木たくの漫画が大好きで自分もまねて漫画をかい
て応募したことがありました。へたくそすぎてCクラスの最後のほうでしたが。
いくえみ綾は今でも、本屋へいくと新刊がでていないかなと、チェックするほど好きです。
紡木たくという漫画家は、どこへいったのでしょうか。

なんだかまた全然違う話になってしまいました。タイトルが「クルール工場」になっています。

04.5/18 きょうのできごと

久しぶりにビデオを借りてきたのに、忙しくて見る暇がなく明日返すという日になってしまいました。
サリダの締めきりが近いので、作業しながらみることにしました。
さっちゃんの友達のともだちのともだち?(遠いのか近いのか?)が、原作をかいたという、行定監督の「きょうのできごと」
を借りてきました。
ビデオが流れだすと、どうやらメイキングの後に本編があるらしい。
でも、メイキングが気付けばもう1時間もやっている。作業をしながらなので、気付かなかったけれど、どうやら、メイキングを
借りてきてしまったみたいです。
レシートをみると、「「きょうのできごと」というできごと」と書いてありました。
でも、このメイキング、最初は作業しながらだったので真剣にみていなかったのだけど、途中から作業の手を休めてつい見入っ
てしまいました。映画を撮るのって大変なことなんやなあ。と感心してしまいました。

なんでもない日常を描いた映画らしく、まだ本編もみていないくせに感想を書くのもおこがましいのですが、なにか自分の
「きょうのできごと」というのも、ちっぽけながらも、スポットがあびるような感じがしたのでした。
ちょうど、夕暮れ時にビデオが終わったのだけど、この時間帯の空気や空の色は、とてもいいです。
映画をみている間、時間という感覚を失っているせいか、いつの間にか、陽が暮れかかっていてなんとなく気持ちはまだ映画の
延長にあるような、不思議な時間です。今日は、雨あがりのせいかもしれません。

今日から、松本のカフェドゥでの個展がスタートしました。
なんとなく、へんな気分です。自分がいない個展の初日。
2週間あります。カフェドゥは、大学の前にある喫茶店なので日曜日はお休みになります。
松本市街の中心からは、少し離れているのだけどすこーしだけ足をのばしてみにいってもらえたら嬉しいです。
わたしは、29日の土曜日にドゥにおじゃましようと思っています。喫茶店なので、一日いるか、どうなのかは、またその時に
決めようと思っています。でも、喫茶店なのでゆっくりお話できたらいいなあ。と思っています。

04.5/8 ふりかえる

この写真は多分、1年前か2年前のこと。まだ長野の実家にいたときの写真です。
大阪で2度目のひとり暮らしをはじめてから、もう少しで1年になります。
あ!という間のわりに、ぎゅうぎゅうにいろいろな事があって、いろいろと自分も変化したように思います。
謙虚になったり、少し天狗になったり、自信いっぱいになったり、自信喪失になったり、わたしはつくづく人間的な人間やわ。と
思うことがあります。
大阪へきて、いろんな人と関わるようになるうちに、わたしってこんな人間やったかなあーと思うような自分がでてきたりします。

実家で家族と一緒に暮らしていた頃は、田舎暮らしというのもあってかなんとも穏やかな毎日を送っていました。
実家での朝は、当時よく縁側で父と母が朝ごはんを食べていて、2人の話し声や笑い声で目がさめるとこから始まります。
顔を洗って服を着替えたら、わたしも自分の食べる分のごはんを手に縁側へいきます。
小さな庭は、母の第2のアトリエでもあります。
雑草もきれいな花も一緒に共存するうちの庭には、ガチャガチャのおもちゃのとかげや亀が、いかにも本物らしく草むらに隠れて
おり、(母がわざと置くのです)もちろん本物の蛙や、蜘蛛やバッタも共存しています。
父がいれてくれた珈琲を飲みながら、新聞をよんだり、もってきた本をよんでいたり、その横で母は水やりをしていたり、猫のム
ラカミは、塀の上でひなたぼっこしていたり、そうこうしているうちに、弟がのっそりとあらわれて静かにごはんを食べていたり。
天気がいいと眠くなって、朝ごはんを食べながらうとうとするのです。
今考えると、すごい家族やな。と近所の人は塀の外からみていたかもしれません。平日の午前中にこんなにも家族が揃って家にいる
家なんて、一体なにして暮らしている人たちなんやろう。と。(笑)

そんな穏やかな風景の中で、わたしはときどき気持ちが穏やかではありませんでした。
まだまだ若かったので、これでいいのだろうか。という自問自答が常にこころの奥に、あるのでした。
しあわせって、こういうことをいうのかなと思う瞬間は、家族といるといつもあるのだけど、やはり若さゆえに飛び出したい衝動と
自分がつくった幸せを、みつけなくてはいけないんじゃないの。と両親が築いた幸せの中に身を置きながら、考えるのでした。
大阪へきて、実質的な家族という守ってくれるものが遠くになってしまい、ひとりきりで暮らしているのはとても不安でした。
友達や彼氏がいても、なかなかそれは消えない不安でした。
自分を保つために、いろいろとこころの工夫をしながら暮らしているなあ。と思います。それは今もそんな感じです。
ちょっと、気を抜いていると不安に負けそうになるので、奮いたたせようとやっきになります。
この写真をみていると、どこかでまたあのような穏やかな日々を送りたい。というような気持ちもでてきます。
今度、そんな日々がきたとしたら、その時は自分がつくった穏やかな日常であるといいな。と思います。

ひとり暮らしをして、仕事が仕事らしくなりました。
ひとりでなんとかしなくちゃ。と思うようになったおかげで、いただく仕事に感謝の気持ちがより強くなりました。
受注にしても、個展のお誘いにしても、新しい仕事にしても。
これで、食べさせてもらっている。という実感しながらの毎日になりました。
わたしは、今の仕事がとても楽しいと思っています。
仕事をとおして、自分を表現できるということが嬉しいのです。
昔からどこか隠れ目立ちたがり屋だったと、改めて思うのですが、自分を表現する手段をいつも考えていました。
絵が好きやから、文章が好きやから、かばんを作るのが好きやから。よりも前に、自分を表現したい。というのが常にありました。
媒体はなんであれ、自分を表現していきたいのです。これは、最近気付いた自分の事なんですが。
でも、たまに自分というものが混乱します。
自分の中心が、ぷらぷらーとぶれるのです。わたしはまだ25才なので、若さゆえに自分が定まらないところがあるのでしょう。
いろんな人と話しをするたびに、ぷらぷらーとします。
穏やかな自分であるときに、人に会いたいと思っているのに、なかなかどうして、いつも気分が高揚している時に、人と会って
しまいます。そして、周りにわたしのざわざわ感を伝えてしまっているなあ。と少し落ち込むのです。
穏やかな時の自分とはひとりでいる時の自分と、唯一誰かといる時というのであれば、母との時間だったりします。
文章をかいている時の自分は、穏やかな自分です。
若いうちは、先を追いすぎて必死なので、穏やかでいるのが難しいなあと思います。
年を重ねるごとに、もっと自分なりの、いいやん。といえる価値観の中で、のんびり穏やかに暮らせるものなのかな。と、幻想を
抱いているのだけど、どうなんやろう。

このあいだ、父が送ってくれたFAXで、
『おじいちゃんは90になっても、「ワシはこれからどう生きたらええんか」と悩みを口にしていたこともありました。それを見て
いておやじ、もう充分生きたんやから、そんな若いもんみたいなこといわんかて。と思ったものだけど、あれが人間なんやねんなあ
と思ったものでした。たいへんは、死ぬまであるそうですな。』
父の父である、わたしの祖父の話しです。

さて、自分は今どんな自分にむかっているのか不安でもあり、どきどきでもあります。
若いときには若い時なりの、大人になったら、大人なりのしんどさや、不安な気持ちがあると思うのだけど、たまに訪れる、人生
の中の穏やかな時間を持てる自分に、少しずつなりたい。と思うのです。

最近、友達からあやちゃんは若いくせに、年寄りくさいーとよく言われます。
た、たしかに。

04.5/2 プチマルシェの個展

名古屋へいってきました。1泊2日。
睡眠時間4.5時間の日々が続いていたので、(普段8〜10時間寝てるほう)ふらふらになりながら、近鉄電車にゆられて名古屋へ。
プチマルシェでは、松尾さんと滝村さんが待っていてくれました。おひさしぶりです、こんにちは。
プチマルシェさんとのおつきあいも、オープン当初からなので3年近くになりますが、ゆっくりお話したのは今回が初めてやなあ。と
思いました。ランチにひつまぶしを食べにいき、ロフェルというカフェでお茶をして、結構はやめにお別れしてホテルにはいって、ひ
とりでふらふら名古屋観光をしたあと、お風呂にお湯をためて、半身浴をしながら三島由紀夫の金閣寺を読みました。
ひさしぶりに、仕事しなしな!という気持ちから解放されて、ゆっくりのんびりテレビをみながら栗おこわを食べ、本を読み、ぐっす
り寝ました。旅行やのに、まるで家の中のような感じでそれはそれでどうなん?と思ってしまったり。

翌日は、朝ごはんとランチが一緒になってしまうような時間帯に八事というとこにあるコンガリカフェでごはんを食べにいきました。
オーガニックのごはん屋さんで、美味しかったです。なんて健康的な旅行なんやろう。(笑)
プチマルシェでは、久しぶりにソーイングでの個展以来のマナコさんにも出会え、ゆっくりお話ができました。
今、発売しているmini book Hanaでは、ソーイングでのマナコさんのモビール教室のことが掲載されていて、なんだかとても懐かし
い気持ちになります。
マナコさんがくる前、シルバーアクセサリーデザイナーの天野さんもいらっしゃってくれたみたいで、御会いできなくて残念でした。
天野さんというのは、知っている方も多いはずなのですが、うさぎのモチーフのかんざしや、帯とめなんかを作っていらっしゃって、
KIMONO姫なんかでも多数掲載されている方なのです。着物の装+の企画でも参加していらっしゃる人気作家さんなのです。
ウフで個展をした時に、偶然御会いして以来よく個展の案内状をいただき、最近も西宮であった天野さんの個展へもいってきたばかり
なのです。天野さんのアトリエ兼ギャラリーが、愛知県の春日井市にあるのでわざわざきていただいたのでした。どうもありがとうご
ざいます。天むす、いただきました。美味しかったです。
その天野さんがきてくださっている間、私はというとしばしの間プチマルシェの松尾さんに自転車をお借りして「コロンブックス」に
行ってしまっていました。
古いビルの中にある、古本屋さんで、思い描いていたイメージとは全然違う、ギャラリーのような古本屋さんです。
心地いい風がとおるその部屋で、たくさんの本の立ち読みをさせていただき、かかっている音楽はなんですか?とお聞きし、手ぶらで
帰ってきたわけであります。

個展へきているのに、なんだかとてもいい旅行をしにきた気分でした。
帰りのバスの時間まで、プチマルシェで滝村さんと松尾さんとお茶しながら、占いについて話しをしていました。
お2人とも、あんなに可愛いものをセレクトしたり、本やイラストを生み出しているのに、意外とさばさばと男らしい性格だというこ
とがわかって、かえって嬉しくなって帰りました。今度名古屋へ行く際は、是非一緒に飲んでみたい。と思いました。
そんなこんなで、個展のレポ−トぽくなくなってしまいました。
今回の作品たち、並べてみるとなんともシンプルな、空間になりました。
でも、今のわたしの気分そのものです。大人でシンプルなかわいいものが好きになっています。
大きくて、洗えるバッグも初めて作りました。また落ち着いたらHPでも販売します。
個展期間中、ぜひみにいってもらえたら嬉しいです。