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わたしはけっこう写真を撮るのがすきです。
でも小心者なので、撮りたくても撮れない。ということが結構あります。なんというかまあ、自意識過剰なのです。
この写真は、このあいだ鎌倉へ行く道中で撮った写真です。母や弟がいたので、心おきなく撮れました。
ええと、どんな写真かというと今、ダウンダウンのまっちゃんが携帯電話のCMで「日本って、おじさんとおばさんの国なんだ」
といっているCM、知ってますか。あの広告です。で、それをみつめるおじさんと、カップルです。
後姿なので、まあみつめてるかどうかはわかりませんが、おじさんがこれを見て何考えてるか気になって、撮ってみました。
電車の中から撮ったので、窓枠もみえます。
わたしの高校時代、ヒロミックスの処女作ともいえる写真集が発売されて、一気にカメラ(写真)ブームになりました。
あの写真集、当時の私にはかなり衝撃的でした。なんだかとてもリアリティがある!と思ったのでした。
女子高生はみーんな、小さいコンパクトカメラか使い捨てカメラを持ち歩いていて、わたしも例外なくカメラ持ち歩いては、
当時の自分の姿、彼氏、友達、風景など、とにかくたくさんその時の自分の日常を、撮りました。なんだか今しか撮れない
ものを!という気分が強くありました。なんとなく十代ってそんなとこありますね。
わたしのカメラは、家の物置きにあった古い一眼レフの手動のカメラでした。
お金がなかったので、わたしはよくその時々の流行りを家の中からみつけてきては使っていました。ファッションなんかも、
70年代が流行れば、母や祖母のふるーい洋服をひっぱりだしてきて、堂々と着ていたりしたし、カメラだって、ヒロミックス
が持っているような小さなカメラは買えないわ。とすぐに諦めて、家の中にあるその古いカメラに、どこかファッション性を
感じたのか、結構重たいのに教科書と一緒に毎日持ち歩いては、撮っていました。
でも、そのカメラというのが古いせいかレンズの中にカビがはえていたんですね、現像するとセピアっぽい色ででてくるんです。
当時は、カビがはえてるという認識はなく、古いカメラで撮ると雰囲気のある写真が撮れる!ととても感激したのでした。
そして、そのカメラで撮った写真を写真集にしよう。と思いました。
父がやってみたら。といったのか、私がやりたいと思ったのか、ちょっと思い出せませんが、まあ多分父の影響でしょう。
わたしが撮った写真は、1枚1枚にはそんなに魅力がありませんでしたが、本にして編集すると、なんだかちょっと魅力がでて
きました。アラーキーが好きだったというのもあるのか、そんな影響もあるのかも。
アラーキーの写真集で、裸の女性の頁が続く中で、ふっときれいな花の写真とかがあったりするでしょう。あの感覚、好きなの
です。写真集は、編集の仕方でぱっとするのや。と思ったんです。
北野武監督の映画も、そういう感覚がありますよね。暴力シーンが続く中で、ふっときれいな風景や花がコマ割りみたいに
あらわれるような。あの感覚、なんだか、すかっとするような感じがして好きなんです。
話しがどんどんそれます。なんの話をしていたんだっけ。
写真集の話しです。その写真集、家にあったコピー機で作りました。カラー写真をA4サイズに拡大してわざと荒っぽい印象の
白黒コピー機で印刷したんです。そしてコピーした写真達を本のようにして何回も並べかえて最初から最後まで一気に見るの
です。何度もその作業を繰り返しているうちに、ふっと流れというか、雰囲気というか、空気みたいなものが本の中に入りこむ
んです。無意識に、ばらばらに撮った写真にストーリーをつけるような感じかもしれません。
今でもその感覚は、クルールのカタログ本を作る時に感じる感覚です。うまく、流れにのれた時は気持ちがいいのです。
ああ、また話しがそれてきそうです。今は、写真集の話しです。
わたしの撮った写真は、わたしの17才?18才そのもの。という感じでリアリティがありすぎて、客観的にみたら、ちょっと冷め
るよな。という感じだったのだけど、白黒のコピー機で、そのリアリティを少し削ぐことができました。
冒頭には、父のアイデアで私が子供の頃かいた、イラストつきのお話をいれました。子供らしくてかわいい絵です。そこの部分だ
けカラー印刷です。子供の頃の絵をカラーにすることで過去にリアリティをつけ、現在(今ではそれも過去だけど)を白黒にして、
リアリティをなくしたのです。
4頁程のマンガみたいなお話が終わると、いきなり青春まっただなかの写真集がはじまるというわけです。
こうやって書いていると、久々にその写真集みたくなりました。なかなか、色々と考えていたんやなあと思ったりして。
あの頃、写真を撮りたくなる瞬間で多かったのは、「電車の中」でした。
でもさすがに人の目があってあまり撮れませんでした。
人間を撮りたかったから、余計です。勝手に撮ったらおこられるもんね。
今、撮りたくなる瞬間はなんやろう。
よく行く商店街の野菜屋さんで並んでいる野菜を撮りたくなったりします。でもそんなのも勇気がなくて撮れません。
なので、こっそりマンションの部屋からみえる夕焼け空を、毎日撮ったりしています。
夕焼け空、毎日毎日、違う形をしているんです。
そういえば、今「雲」を撮ったドキュメンタリー映画がやってるな。(わたしの話は、つくづく支離滅裂やなあ・・)
そうそう、カタログ久々に更新しました。ふゆのようふくです。写真を大きくしたらみやすいかと思って大きくしましたが、
わたしの顔もでかでかとなってしまって、ちょっとそれはそれで恥ずかしいなあ。と思ってます。
まあ、いいか。仕方ない。
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