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05.4/12 過ぎ去る

個展がおわってからの毎日が、どんどん目の前をとおりすぎてゆきます。
例えば、50メートル走をゴールしてからもまだちょっと余韻でかけ足が残ってるような日々。
最近のことなのに、もうずいぶん前のように感じたり、反対にずいぶん前のことが最近起こったことのように感じたり。
最近の毎日は、個展の受注制作とお店の納品制作と連載の仕事が交錯するように頭に配置されていて、それをこなすのに精一杯に
なっています。
メールもたくさんいただいているのに、お返事がスローになっています。ごめんなさい。
ゆっくりひとつひとつお返事かえしていきたいなあ。と思っています。気長にお待ち下さいませ。
はやくカタログスタートさせたいなあ。とも思ってます。生地もたくさん用意しています。
でも写真をいくつか撮り直したいのがあって、それが用意でき次第スタートしたいと思ってます。
自分がとても気にいっているものに、たくさん注文はいりますように・・・!
いろいろとお待たせなことばかり。

個展がおわって、しばし放心状態が続き、両親と京都にいったりなんかもしました。
雨の中、観光客も少なくて傘をさしながらのんびり散歩をしただけの素朴な京都を味わいました。
京都に行く車の中できいた高木正勝という人のCDにはいっていた、ディビットシルビアンの歌声に感動をしてその後その人の歌
声にはまって何枚かCDを買いました。なかなかよいです。
仕事を頑張ってる時は、CDをよく買います。好きな音楽を聴きながら仕事するとはかどります。
ディビットシルビアンは、ディビットシルビアンと声にだして発音する時もなんだかちょっといい。とか思います。
気になる映画もはじまります。ジムジャームッシュのコーヒーアンドシガレッツ。広告もナイスです。
写真集も楽しみなものがでます。大橋仁という人の「いま」という写真集。
待ちに待っていた写真集です。処女作の「目のまえのつづき」で、衝撃を受けてからもう5年くらいたつのかな?
17日に心斎橋のアセンスで発売記念のスライドショーがあります。今から楽しみです。
自分の中で、好きな何かがあるというのはなかなかいいものです。
自分というものが、安定してそこに存在するような気分になります。
最近、いろんなことがバランスよく、いい日々が続いています。
春の季節のせいかもしれません。もう少しで26才にもなります。
周りが大人ばかりなので、いつまでたっても若い位置においてもらえていますが、昔想像した26才はもっと大人だったように思
います。
こんなふうにして、年を重ねていくものやねんなあ。となんとなく思ったりします。
30才や40才になっても、わたしは多分わたしで、今の延長にあるものなのか、それともまったく違う線の上にいるものなのか。

来月、兄夫婦に初めての赤ちゃんが生まれます。
なんだか生きてる!というリアリティをあまり持たずに、毎日を過ごしているのでこういう基本的なところの部分というのが、
ちょっと遠くに感じます。生まれてくる赤ちゃんをみて、どんな感情がでてくるのか楽しみです。
話は戻りますが、大橋仁の写真集、そのへんのところをつついてくることと思います。
ちゃんとそのへんを、腹の底においているかおいていないかで、人生は違ったふうにみえてくるような気がします。

05.3/31 つむぎうた

つむぎうた展、終了しました。
長かったようで短かった8日間。個展が終わる時、やっぱり同じようにちょっと寂しい気分になります。
搬入はとても時間がかかるのに、搬出はもうあ!という間に終わります。
ギャラリーがまた何もない白い箱になる時、8日間が夢だったような気分になります。

天気のいい日や雨の日や、冬のように寒い日や、季節の変わり目のせいか落ち着かない天気の中ほぼ毎日ギャラリーに行きました。
ゆったりと始まったかと思った個展でしたが、途中からばたばたといろんな方々が顔をみせてくれました。
最初2.3日は緊張がとれず、人と話すのがなかなかスムーズにできなかったのですが、途中から肩の力も抜けてきていろんな方との
会話を楽しむことができました。
九州、岡山、横浜、名古屋と遠くからきてくださった方々も多く、本当に嬉しかったです。

今回の個展では、わたしの中で「変化」というのがキーワードとして持っていたかったものでした。
自分自身がここ1年程でなぜか、急速に変化があったような気がしていたからか、作品にもその影響がでたらいいなあ。と思ってい
たのでした。
個展をはじめる前に、なんとなくどんな個展にしようとイメージするのですが、実際搬入してみたら、自分が思っていたイメージと
は、ちょっと違ったものになりました。
あれ?と思ったものでした。わたしが変化、変化としつこく思っていたので180度変わったような気分でいたのですが、実際外にだ
してみると、今までの延長にあるゆるやかな変化としてあらわれました。
やっぱり一回外にだしてみないとわからないものです。
でも、個展というのは自分を客観的に見れる場所です。内のものを外にだす作業だからかな?
自分に足りないもの、足していきたいもの、自分という個性がありありと見えてきました。
個展をしてよかった。と思います。みえてこなかった形のないなにかが、なんとなく具体的にみえました。
個展を開催するまでの間、かなり長い間、出口のみえないトンネルをひたすら走っているような気分だったんです。
わたしはどこへ向かいたいのかなあ。なんの為にものを作っているのかなあ。
自分の中で穴を掘るような作業は、なかなか苦しいものでした。

記帳ノートに、丁寧に書いてくださったたくさんの感想がありました。
ふらっと入ってきてくださった方で、かなり長い間なにもいわず作品と、言葉と、カタログブックなどを丁寧にみてくださる方が多
くいました。
わたしの中の、真ん中のなにかに触れてくれているなあ。と感じる瞬間でした。
たくさん喋らなくても、なにかが伝わってもらえたなあ。と感じてとても嬉しかったです。

新しい何かがはじまる種をまく作業でもありました。
なにかをやりましょう!とお声かけてくださる方との出会いが多くありました。

個展がはじまる前と後とで、なにかがしっかりと形となって自分の中に残ったような気がします。
なかなか個展ひとつ開催するのは、結構大変なものや。と毎回思うのですがやっぱりやってよかった!と心から思います。
そんな手助けをしてくださった、たくさんのみなさま、本当にありがとうございました。
チューリップの花壇やブ−ケを作ってくれた花屋のすぽんたねまん、素晴らしい音楽を提供してくださった佐藤礼央くん、
ギャラリースタッフの松田さん、1Fカフェの方々、搬入を手伝ってくれたりょうくん、搬出を手伝ってくれた両親、みにきてくだ
さった沢山の方々、友達、本当にいろんな方の手を借りて、今回も個展をさせていただきました。
本当にどうもありがとうございました。
これから、受注制作に入ります。お店の納品もあります。みづゑ展もあります。お友達の美容室mono.での棚個展もあります。
ばたばたしながら、また頑張ります。
みづゑ展、mono.での棚個展は、おしらせの頁に掲載しておきます。

05.3/20 個展中!

個展はじまっております。
連休2日目が終わりました。
いろんな方々が、みにきてくれましたよ。
そわそわしながら、話しかけたり、話しかけられなかったり、あいかわらずなんだかちょっとしどろもどろ。
(でもそんなふうに見えないように心がけていますが・・・)
今日は、可愛いこどもちゃんもやってきました。めっちゃかわいかったなあ〜青くん。
お母さんも優しそうなお母さんでした。おえかきしてくれた中で、「ちゃりんこおきば」と字でかいてくれたのがかなり
おもしろかったです。
岡山の倉敷からは昨日に続き、2組みめ。遠いとこから本当にありがとうございました。
名古屋や横浜の方もいらっしゃいました。話し掛けずに帰ってしまわれた方もいて、ああ〜〜とあとで記帳ノートをみて
思ってしまいました。友達もやってきてくれました。サリダのデザイナーさんとカメラウーマンさんも。
お客さんは、くるときにどどどと、やってきて、いきなりまたしーんと暇になります。

と個展の話は、書いていてもちょっと興奮してそわそわしてきてしまいます。
そんなこんなで、開催中です。一応毎日顔はだしています。時間帯は11時〜21時とちょっと長いので大体1時〜6時くらい
の間、ギャラリーにいます。よかったら遊びにきてくださいね。

05.3/15 個展4日前

個展4日前です。
結構、パニックになっていません。結構普通に作っては準備も結構ちゃくちゃくと進んでいます。
今回、今考えるとかなり早い時期から準備期間に入り、受注もお休みしていたのでなんだかゆったりとできたような気がします。
でもいつもの癖で、個展前はパニックになってあせるもの。という感覚が抜け切れていなくて、何かを忘れているような感じで、
落ち着かないのです。
今日は弟のりょうくんがやってきてくれる予定で、一緒にポストカードの袋いれとか、原画の額を一緒に見立ててもらったりとか
してもらいます。搬入も、今回もお手伝いしてもらいます。とても優しいかわいい弟です。ありがとうよ!

この前、音楽をお願いしていた礼央くんから完成したCDが届きました。
もう毎回CDデッキにいれて、再生をおす瞬間がとても楽しみです。どんな音がでてくるんやろう!と。
結構大きい音で、かけます。そしたら、ぶわ〜と音が広がる感じがするからです。
すばらしい音楽を作ってもらいました。たくさん曲もはいっています。天才は、多作だというけれどまさにそんな感じです。
個展の時に、わたしの作品の中でこの音楽はどんなふうにきこえるんやろう。想像つかなくて、またそれは楽しみなんです。
想像できないことって、おもしろいですね。
今回は、展示に花のディスプレイも考えてもらっているんです。
仲良くなった花屋さんをしている方にお願いをして、ちょっとおもしろい感じで花を会場内で展示しようと思っています。
きっとスペースRの白い感じに、あうと思うんだけどなあ。どうなるやら、こちらも本当楽しみです。
毎回わたしひとりでは、できない個展。
わたしには、できないことがたくさんあって、そのわたしができないことを得意とする才能をもっている方達と手をつながせて
もらう。
そしたら、わたしに足りなかったものがつけたされて、やっとひとつの空間ができあがります。
と、まだ個展がはじまってもいないのにちょっとそんなことを考えると、すばらしいことやなあ。と思います。
どんなふうな個展に、今回はなるのかな。
どんな方達が、みにきてくれるのかな。
個展がはじまる前は、90%が不安で、10%がわくわくする小心者なわたしです。
個展がはじまったら、残りの90%も、わくわくにむかいますように。
がんばります。
よかったら、みにきてください。

05.3/9 思いだすこと

個展の時に、今までの個展の写真をファイルしたものなんかを見てもらったりしようと思って、写真の整理をしていましたら、
いろいろと写真がでてきて、またつい見入ってしまって時間がとまったりしてしまいました。
試験前の中学生のようです。部屋はネガと写真だらけ。
でもなんとかそのファイルもできて、パネルなんかも作ったり、ポストカードが納品されたりして、なんだかちょっと前に進んだ
感があったので、ちょっとだけ思い出話をしてみようと思ったり。(余裕やな・・あやちゃん。てまた言われるわ・・)

写真は、去年のいつくらいやったかな?諏訪に両親と私の3人で行った時撮った写真です。
諏訪には、すみれ洋裁店に行ってみたくて、高速道路は運転できないので父にお願いして連れていってもらったんです。
行きは、天気がよくてとても気持ちよかったんですが、諏訪についた辺りから雲行きがあやしくなってきていました。
念願のすみれ洋裁店も行く事ができて、(かわいいお店でしたよ〜〜〜)そこでお勧めのいい感じの喫茶店の場所をお聞きして、
すみれ洋裁店をあとにした後少ししたら、ザーーーと夕立ちのような凄い雨が降ってきたのでした。
喫茶店も見当たらず、この雨では、みつけて着く頃にはびしょ濡れになってしまう。という感じで、でもすみれ洋裁店に戻るとな
るとまたそれももう遠くなってしまっていて、とりあえず、近くにあったよその家のガレージで雨宿りをすることにしたんです。
ロレアルという看板があるなにかお店をやっているようなおうちで、中に人陰がみえなかったので勝手に親子3人で雨宿りさせても
らったんです。
いつまでたっても、雨はあがりません。あがるどころか、ますます勢いを増して降ってきます。
でも父も母もこんな突然のアクシデントを、イライラしないで楽しんでしまうようなタイプの人間のようで、わたしの持っていたカ
メラを貸してくれ。と父がいい、雨が屋根からつたる様子なんかを写真に撮りだしたんです。
母もすぐに真似て、持っていたカメラを鞄からだしてきて、2人で楽しそうに写真を撮りだしました。
雨宿りしていたガレージの向かいが、古くて大きい空家みたいな家で、なんだか不気味なんですよ。
でも、父はなかなか味わいのある家やなあ〜。と言い出しまして、母もほんまや、ほんまや。とのってくる。
2人して、その不気味な家の写真を撮ったり、(なんかうつってたら面白いね。とかいいながら)かれこれ1時間は雨宿りしていたん
ではないでしょうか。
最初、せっかちな私は雨がやまないことに不安に感じていたんですが、のんきな2人をみていて、だんだんと懐かしい気分になって
きたんです。
こんな、突然できた穴ぽこみたいな時間って、なんだか不思議な空気をもっていて、雨の音の中、3人ぽっちになったような気分に
なって、それぞれちょっと懐かしいような会話をしたような気がします。
今思い出すと、あの1時間(もしかしてもっと短い時間やったんかもなあ)の雨宿りの間、ゆっくりで幸せな時間やったなあ。と思
うのです。子供の頃は、あんな時間がたくさんあったような気がします。
もう私は大阪へ行ってしまった時だったし、両親と私と3人というのも、兄弟が多い私にはなにか珍しい時間だったんですね。
なんだか久しぶりに小さい子供と大人の親、というような関係だった頃の気分になったのでした。

この雨宿りの結末は、結局雨が降る中走って、喫茶店へ行ったのでした。喫茶店はそこから走ってほんの少しのところにありました。
その日はいちにち、雨が降り続けていました。
帰り道、3人ともにいつもよりちょっとだけ親密な時間が流れていたように思います。
ああいう時間を持てたこと、今思うとなにかとても貴重に思えます。