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突然ですが、引っ越しをします。
同じ大阪市内なんですが、突然、住みたい町ができてしまったのです。
早速、先々週あたりから不動産屋へ行っていくつかの物件をみてまわっていました。
何件か見たうちの、ひとつ。
入った瞬間、風がとおる感じがしてあれ?と思いました。いい、あれ?です。怖いあれ?ではありませんよ。
その物件は、物件を探し始めて2件目に見たところ。でも、もっと他にも見たいと思ってすぐには決めなかったのですが、
家に帰った後も、その物件のことが気になっていました。
例えば、朝、珈琲をいれる時に、あの部屋のキッチンで珈琲をいれたら気持ちよさそうだな。とか、ミシンを踏んでいる時、あの
部屋でミシンをおいて仕事をしていると、どんな景色がみえるかな。と、なんとなく、頭の隅から離れなかったのでした。
でも、部分部分で気にいらない所もあって、迷いながらも他のいろんな物件を見せてもらいました。でもいろんな物件をみるごと
に、うーんあの部屋のほうがいいな。と思いました。
最終的に、その部屋のあるビルのうちの2部屋で迷うことになりました。
どちらも、風の通る感じがあって、窓から見える景色もいいな。と思った部屋でした。何度もその2つの部屋を見比べて、うーん。
と迷いました。どっちも、なんだか古くてあじのある部屋だったんです。
この部屋のこの部分はあっちの部屋よりもいい。とか、そんな細かい所がいろいろあるんです。
でも、ビル自体が古くて蔦の絡まった感じとか、ドアの色とか、窓枠や窓のすりガラスが、古いデザインでちょっと、いいんです。
このビル自体が、ちょっといいな。と思っていたので、どっちの部屋になってもいいかな。と思っていたんですが、でも、最終的な
決め手は、朝、珈琲をいれたらきもちよさそうだな。と、根強くのこったほうの部屋にしました。
友達にそれを言ったら、「またこれでたよ」と笑いながら言われました。(笑)
でも、そういわれてみたら、わたしの選ぶ選択基準って1点がとても重要な事に気付きます。
仕事も、人を好きになることも、この、1点が一番重要であって、他のものはたいして気にならなかったりすることがあります。
と、まあこんなことはどうでもいいんですが。
新しい部屋が気にいったのは、部屋の間取りだけでなく、建物の雰囲気だけでもなく、住みたいと思った町にもあります。
父が、その町について書いてある新聞記事をFAXしてくれたんですが、その記事にはこうありました。
「市内で最も大阪の風情が濃く、散歩が楽しいところだ。(中略)坂が多くて町の風情が豊かなこと、大阪ならではの歴史を体感
できることを喜んでいる。奈良や京都や鎌倉ばかりが古都ではない。古代の難波宮跡が残り、熊野街道が通る大阪も立派な古都だ。
のみならず、台地全体が大阪夏・冬の陣の舞台となった古戦場跡でもあるし、江戸時代から戦前にかけて商都として繁栄の極みに
達した面影もあって、これだけ多様で重層的な顔を持った「歴史の町」は、ほかにないのではないか。豊臣家、真田幸村、近松
門左衛門、伊原西鶴、竹本義太夫、竹田出雲、木村兼護掌、織田作之助ら、ここで逝き、またここに眠る人々にも心惹かれる。」
朝日新聞/有栖川有栖(推理作家)
大阪を見る目が、若干変わると思いませんか。
なんだかごちゃごちゃしていて、歴史の風情なんかをあんまり感じた事はなかったんですが、この町には、ちゃんとあるそうなん
です。
そんな歴史の上に、年月をかさねてきた町。ちょっと住みたくなる気持ちわかりますか。
新しい住居のすぐそばの道から、大阪城まであるという赤レンガ道?が、上にかいたような方々のお墓があったりと、歴史街道に
なっているそうなんです。ぷらぷらと散歩が楽しみです。
引っ越し話、続編としたいな。と思ってます。
さて、引っ越しよりも前に、仕事がんばらないとなあ。かばんお待たせしてます。今週中には仕上がる予定です。来週にはきっと
発送できるはず。もうしばらく、お待ちください!(最近ご注文下さった方は、7月中になると思います)
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