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05.9/15 個展にむけて、ちくちくと

ここは、なんのサイトやねん。というくらい、作品のことにあんまり触れられない日記です。
でも、ちゃくちゃくと作っています。今回は、洋服が多いような気もします。
11月の個展のタイトルは、「わたしのふぁっしょん展」です。ファッションじゃありませんよ、ふぁっしょんです。
昨日の晩は、DMにする絵を描いていました。なかなかいい感じのDMができそうです。やったね。

ところで、話しはまた全然変わりますが、今わたしは腰痛に悩まされています。
引っ越しをした辺りから、なんだかずっと痛みが治まらないのでついに近くの総合病院に行ってきました。
朝の10時頃に受け付けをして、診察がまわってきたのはなんと夕方の5時。それからレントゲンを撮ったり、さらにその結果を待った
り、薬を処方されたりで、帰ってこれたのは夜の7時をまわっていました。なんてこと!
大きい病院では待ち時間が長いやろうなあ。と覚悟はしていたのですが、これほどまでとは。
先生も、今日はちょっとひどかったなあ。なんて言って謝っていました。感じのいい先生だったので、まあ許してしまいますが。
途中、3時くらいになりそうです。といわれ、外にごはんを食べにいったり、本屋へ行ったり、待ち合い室で本を読みながら、しらな
いうちに寝てしまっていたり。ある意味、とても安静にしていたので、腰の痛みはそれほどひどくならなくて、診察の時には、なんだ
かちょっとあんまり痛くなくて、(笑)なんできたんやろ。という状態。
診察は、椎間板の炎症とのこと。ヨガも運動もなおるまでしてはいけないようです。
腰痛によかれと思って行っていたヨガが、今回ばかりは逆に痛みを長引かせていたみたいです。まいりました。
病院で診察を待っている間、本1册読み終わりました。本のタイトルは「あの戦争はなんだったのか」保坂正康著。辛気くさそうです
が、面白かったです。最近、この手の本ばかり読んでいます。どうしちゃったんだ、あたい。という感じです。いやいやでも、歴史
はちゃんと知らなくてはいけませんね。

05.9/5 はやいもので

もう9月ですか。
今年の夏は、くるしいくらいの暑さでした。まだ過去形にならない気がしますがやっぱりだんだん涼しくなってきました。
多分、引っ越した時くらいが一番の暑さのピークだったのでは。と思います。(7月下旬)
ちょうどその時に大阪にきていた両親は、大阪の暑さにたまげて(笑)逃げるように長野へと帰っていきました。
私だけすごい場所に置いていかれたような気分になって、少々不安になったものでした。

さて秋ものの新作、だすだすといいながら全然まだまだな状況です。
やっとほかの仕事が落ち着いて、次の締めきりまでの間またせっせと作るしかありません。
連載の仕事やイラストや文章、それからクルールの作品制作。どれも、わたしの中では考えるところの頭が一緒のようで、
違うようです。なので、同時に考えることができずひとつのことにつきひとつしか無理なようです。
ぽっかりした時間がないと集中できないようで、サリダの締めきりが目の前にあったら、サリダしかできなくて、それが終
わらないと、クルールにいけないのです。
アイデアを練る、この時期はとくにそうなんです。ひたすら作る期間になるとそうでもないんですが。
と、こうやって自分をごまかしてノロノロ仕事を正当化しているような気もしますが。
今日は、雨なのでふらっとでかけないですみそうです。わたしの場合、どこかへふらっとでかけると寄り道しすぎて、一日
遊んでしまいがちです。昨日もそうでした。いや昨日は日曜だからいいということにしましょう。
昨日は、ソーイングギャラリーでやっていたドローイングライブイベントにひとり行ってきました。
以前、行きたくて結局行けなかったitohenという本屋で佐藤貢さんという方が個展をしていました。フライヤーに書いてあった
言葉がとてもよくて、どんな作品をつくる方なんやろう。とずっと気になっていました。
昨日は、その方がそのイベントで音楽を担当する。とかいてあります。音楽もする人なのか。とまた興味がでて、大雨の中、
行ってきたのでした。
会場についたら、すでに始まっていて壁にむかって絵をかく人、詩を読んでる人、ギターやなんかみたこともない楽器?で、
音をつくる人がいました。蚊とり線香の懐かしいにおいの中、たくさんの方が静かにそのイベントをみていました。
絵は、どんどん表情をかえていき、一体なにをかいているんやろう?とあれこれ考えながら見ていました。
どんな方か見てみたかった佐藤貢さんの音楽も、なかなかよくて、即興なのかな?臨場感があって、よかった。
詩のほうは、実はよく聴こえなくてすきますきまで届く言葉に、ときどき、はっとしました。
終わった後、絵の説明がありませんでした。一体あれはなにをかいていたんやろう。お聞きしてみたらよかった。けど、恥ずか
しがりなので、結局聞かずに帰ってきてしまいました。
帰りの京阪電車にのりながら、いろいろと考えていました。見てきたイベントのこともだけど、最近いろいろと感じていること、
電車にのっている人の顔、今読んでる本のこと、個展のこと、彼氏のこと、友達のこと、家族のこと。
電車はこうやっていろいろと、とりとめもなく考えることができるなあ。と思いました。
イベントで、絵をかいた人が「人生にテンションをあげる為にこのような個展をしたんだ」というような事をいっていました。
なんだか、この方の普段の気分をちょっとだけ感じたような気がしました。
さて、わたしもテンションあげて作ってみるか。と思っているところです。(はやく動かないとなー)

ソーイングギャラリーのHP http://homepage.mac.com/c_u_b/sg/

05.8/29 まわる道具

今まで使っていたアイロンが壊れて、実家にあったおばあちゃんが使っていたアイロンを貰うことになりました。
重くてずっしりしていて、昔ながらのアイロンです。
おじいちゃんが手作りした机の上で、おばあちゃんのアイロンが活躍しています。孫であるわたしの部屋で、夫婦共演です。
古い道具に目をむけだした私は、実家に帰る度におばあちゃんやおじいちゃんの道具を持って帰ってきます。
母は、おじいちゃんとおばあちゃんが見守ってくれるよ。といっていつも喜んで譲ってくれます。
ひとり暮らしをしていますが、こうやって家族が使っていたものに囲まれていると安心して本当に守られているような気持ちに
なります。大事に使っていかなくちゃなあ。と思うのです。

先日、母が大阪へやってきて母の兄である叔父の家に2人で遊びにいきました。
叔父は病気で、長野に住む母は大阪へあまりでてこれないので会う機会もあまりありませんでした。
叔父が病気ということもあって、母としてはちゃんと会っておきたい。という気持ちが強くあったので、今回やっと会いにいけて、
ほっとしたようでした。
叔父は、恥ずかしがり屋のあまり喋らない無口な感じの人です。
わたしも、小さい頃からあまり会ったことはありません。
母は、小さい頃、年の離れた叔父は母を可愛がってくれて、川に魚釣りに行った時の話なんかを、楽しそうに話すのを何度も聞いて
いました。健康そのものだったという叔父が病気になって、母はとても心配していました。
叔父の家には、1歳と3ケ月になるあやのちゃんという孫がいました。わたしからすると従姉妹の子供になります。
無口だ、気難しいと言う叔父も、孫の前では優しいおじいちゃんで、久しぶりにあった母よりも孫のほうが気にかかる様子でした。
久々に会った叔父と母は、たくさんは喋らず、孫のあやのちゃんの仕種をみてみんなでかわいい、かわいい。となるのでした。
お昼ごはんを食べ、叔父の家の庭をみにいきました。庭には、叔父が植えたというゴーヤや、しそや、ハーブなんかが、元気に育っ
ていました。叔父は育てた植物を母に少ない言葉で説明して、わたしに少しだけハーブをくれました。
そしてまたしばらく孫を囲んで、たわいない話をし、叔父の運転する車で駅まで送ってもらいました。
車中でも、母と叔父はたくさんの言葉を交わしませんでした。長い間会っていない兄妹の、どこかぎこちなさを感じながら、わたし
は後ろの席で、景色をみていました。
車を降りて、叔父が前をすたすた歩き、その後ろを母が、ちょこちょこついていき、その後ろにわたしがついていきます。
駅の改札につづく階段の下で、叔父は恥ずかしそうに、きてくれたことに何度かお礼を言って、元気でな。と言ってすぐに背をむけ
て、帰っていきました。母とちゃんと顔をあわせて喋ったのは、最後のこのときだけだったのではないかな。
恥ずかしそうに、小さく笑う叔父の顔は優しそうでした。
母は帰っていく叔父の後ろ姿を、何度か振り返っては見ていました。
わたしは、階段をのぼりながらなんだか涙がでてきました。なんだかとても不器用なんだけど、ふたりの気持ちがすごく伝わってく
るなあ。と思ったのでした。
母は、何度も帰りの電車の中で会いにいけてよかった。ありがとう、あーちゃん。と言いました。
わたしも、一緒に行けてよかったなあ。と思いました。

アイロンを使っていたおばあちゃんは、叔父のことを兄妹の中で一番可愛がっていたそうです。
ぶっきらぼうだけど、兵庫の田舎にひとりで住むおばあちゃんに一番よく会いにいったのは、叔父だったそうです。
3日程、大阪に滞在した母は昨日長野に帰りました。私は、またいつものひとり暮らしに戻りました。
昨日から、おばあちゃんのアイロンを使って仕事をしています。

05.8/20 小津っぽい

小津安二郎監督の映画が好きです。
父や弟の影響が大きいのですが、小津の映画は何本か見ないとその魅力が理解できないのでは。と私は思います。
一番最初にみたのは、東京物語。正直、眠たくなって寝てしまいそうになりました。
それからずいぶん時間がたって、その間小津の映画は見ないで過ごしました。わたしにはわからない世界なのかも。とちょっと
諦めかけていたんですが、やっぱり再度トライしてみようと思い、ここ1年くらいのうちに何本か続けて小津映画をみました。
そしたら、大好きになりました。
何本か見ているうちに、世界にはまってしまうんですね。
小津監督は、笑いのセンスが抜群です。こそっとした笑いがたまりません。
女優さんは、本当にきれいで本当に女優さんという感じがします。会話がリズミカルで、ユーモアがあって小津語が癖になったら
もうはまってしまって、真似たくなります。物語は、たんたんとして平和的で、居心地がよく、そして最後はほろりときます。
たんたんとした中にとても深い感情を知ることができるのです。
世界の小津といわれるだけあるなあ。日本人が持っている美的センスって、すごいなあ。と思います。
わかりにくいけど、奥ゆかしくて、あったかい感情があって、目にみえない心の動きが描きだされていると思うのです。

話はかわりますが、最近京都の龍安寺に行ってきたですが、龍安寺の石庭って知ってますか。
小さな庭に石が、ぽつぽつと置いてあって、地面に敷き詰められた小石は、きれいにほうきの跡がついていて。(説明が乏しくて
すいません)テレビや本では見たことあったんですが、実際に訪れたのは初めてでした。
思ったよりも小さくて、あれ?というのが最初の印象でした。
石庭に面する小さな縁側にたくさんの人が座って、話しをしたり、ぼーとしていたり。わたしも真ん中あたりに座って、しばらく
ぼーと庭を見ていたんです。
祇園祭りの日で、京都はとても暑い日だったので汗がだらだらでてきて、長いことは座っていられず、一緒に行った彼をちらっと
見て、もう行こうか。という態度をとってみたんですが、彼はもっといたいというので、わたしもしばらくまた座ってぼーと、そ
の小さな庭を再び、みていました。
石の形は、けしてきれいで整ったものではなく、でこぼこした形で、石と石の間の空間も、整然としていませんでした。
なんだか見ているうちに、ぼーとした頭がさらにぼーとしてきて、なにも考えずにその石庭を見ていました。
そしたら、なんだかとても気持ちが落ち着いてきました。そして、この小さな庭がとても美しく思えてきました。
この、一目ではわかりにくい奥ゆかしい美学を感じたのです。
目だけでなく、体で、なにか感じたんですね。
龍安寺の石庭は、哲学的な意味を持っているととらえる人もいるそうです。見る視点によっては、いろんな見方ができる奥深いも
のなんだそうです。本当にそうだと思います。
この小さな庭が、なんだかとても大きく深いものに感じるのです。
これもまた、すぐにその場所を立ち退いてしまったら感じなかったものでしょうね。

小津の映画も、一本だけでは小津的世界にはいれない。というところに無理矢理つなげてみたかったんです。
無理があったかな?(笑)理解するのが遅い私には、少しふんばってみないとわからないことだらけ。と思うのです。
龍安寺の石庭は、見る視点によっては現代アートのように斬新で、新しい感覚のようにも思います。もうずいぶん前に創られたもの
だと思うと、さらにすごい。と思います。当時の日本人が、この感覚を美学としたことに。

写真は、部屋からみえる屋根瓦。青空と屋根瓦、窓の外をみるたび、なんとなく小津っぽい。と思ってしまいます。
あ、その肝心の青空はうつってないですね。青空と屋根瓦がそろわないとだめなんだけど。

05.8/14 夏の木

夏休みをいつとろうかなあ。と迷っています。
世間は、昨日からお盆休みですね。お盆休みなので、滋賀に住む友達が今日からやってきます。
昨日今日とちょっとだけ暑さがやわらいで、蝉の声も静かになってきました。
隣の隣がお寺さんで、お寺にある大きな木にはもうたくさんの蝉がないているのです。
引っ越しした当初、朝5時くらいから鳴き出す蝉の大合唱で目がさめて10時くらいに最後の一匹が鳴き終わるという、真夏の朝の風景
が少しずつ終わりにちかづいているのかな。と思わせます。
あれ、なんだか今日はとても堅苦しい文章になってしまいます。(笑)なんででしょう。

引っ越ししてから、新聞をとるようになって朝ごはんの後1時間、2時間かけてゆっくり新聞を読んでいます。
早起きすると、そんな優雅な時間をもつことができます。
戦後60年の今年は、新聞の連載記事も戦中での悲惨な出来事や、原爆被害者の言葉など、毎朝胸があつくなるような記事がつづきま
す。以前かいた靖国問題の話も、新聞をよむようになってよりいろんな目線でみることができるようになってきました。知れば知る
ほど、難しい問題です。その靖国問題の特番が今晩NHKであります。右、左、どちらよりでもない番組だといいな。と思います。
新聞をとるようになって、ますます逆にテレビは見たいものしか見なくなりました。これ、いい徴候です。
その新聞話ですが、わたしがとっているのは朝日新聞です。
こないだの夕刊で、嬉しい記事が。20日から新連載の新聞小説でおーなり由子さんが挿し絵だという記事。
またひとつ朝の楽しみが増えそうです。

夏休み、8月の末頃に帰ろうかなあと思っています。
それまでに、今いただいている受注作品をすべて仕上げたいと思っています。
ツイードNO.5があと少し制作可能です。とこちらに書いたら、意外とそれ以外のかばんに注文がぽちぽちと入りました。
秋の新作つくりや個展の準備もあるので、いくつかの作品は販売終了とさせていただきました。
今回の春夏もので一番注文が多かったのは、シンプル05番というかばんでした。
いろんなところで、たくさん使われていたらいいなあ。と思います。洗えるカバンは、夏はいいですね。