46

06.4/3 ムーンダンス

4月になりました。
土曜日は、いつものように遊びました。かもめ食堂という映画をみにいきました。
公開前から楽しみにしていた映画だったので、楽しみにしすぎて前の晩は夢で満員で見れなくなる。という悪夢を見ました。ちょっと心配だったので午前中に映画館へいったら、本当にいっぱいで(1日の1000円ディだったから)立ち見の人もいる程。
ほのぼのとした映画で、色彩が北欧やなあ。といちいち思わせてくれたり、マリメッコの服をもたいまさこが着ていたり。
女の子にはたまらん映画でした。おにぎりが食べたくなる映画なので、終わった後おこめギャラリーでおにぎりを食べて満足した気分になりました。その後、焼肉にいきまして、自分の胃袋の懐の深さにもびっくりさせられました。

北欧の色彩のトーンが好きです。
今月末からはじまる、バナナムーンでの個展でもそんな好きなトーンの色合いの服やかばんを作っています。
写真のスモックは、月がダンスしているみたいにかろやかな気分になるスモック。
プリントは、裁断前に大きなテーブルに布をひいてひとつひとつ手刷りしまして、4色刷り。これがかなり大変。一色一色乾くまで待たないといけないので。1枚仕上げるのに結構時間がかかってしまいましたので、1点もの。
スモック、あと何種類か作る予定です。こちらは多少たくさん作れるように。と思っています。刺繍の色と布が選べるというちょっとだけ、セミオーダー。みたいなのも考えています。自分の選んだ色って、ちょっと嬉しいかな。と思って。
でも、このムーンダンススモックも本当はもう少し作りたい。
ぼちぼち、作品がひとつ、ふたつと仕上がっています。なかなか楽しい展覧会になりそうです。
1ケ月あるので、期間中に納品するものもあると思います。前半と後半とおいているものも変わってきそうです。
さいきん、本当作るのが楽しい。なんかへんなプレッシャーみたいなつきものが落ちたみたい。
DMも弟にデザインしてもらって、かわいいデザインです。もう少しで届くはず。どうぞお楽しみに。

06.3/28 夕陽の話

空は、夕焼け空なのに夕陽がどこにあるかわからない時があります。
東西南北がすぐにわからなくなるので、360度まわって探すときがあります。
建物にオレンジの光りが反射して、とてもきれいだったのでどこに夕陽がかくれているのかな。としばらく辺りを見渡していました。いろんな方向を見るのですが、夕陽はかくれていて見えないのです。
すると突然、ビルとビルの間から眩しい夕陽がさしこみました。
一緒に歩いていた、両親がシルエットになって夕陽の方向へ歩いていた人もシルエットになって、とてもきれいな瞬間だったので写真に撮りました。
なんとなく、ふっと立ち止まってしまう瞬間です。
わたしは、夕焼けの時間帯がとても好きです。すぐに過ぎていってしまう瞬間だからとわかっているから、余計にその短い時間がとても大事に感じたりするからなのかもしれません。

昨日まで両親と一緒に京都へいっていました。
離れて暮らすようになってから、一緒にいる時間がとても大事な時間になりました。
父はあさって59歳になります。父も母も、わたしの頃くらいの時代が当たり前だけど、ありました。
でも子供のわたしは、その頃の父と母を知ることはできません。親になる前の姿というのは、子供からしたらなんだかとても想像しにくい姿です。
昨日、父が育った町の近くを、3人で歩きながら父は子供の頃の話を断片的に思い出しながら話ました。
自分の家は日当たりが悪かったので、向かいの家の花壇のぽかぽかと陽があたっている部分を、ぼーとなにをするでもなく、ただ眺めていたなあ。という話。
なんとなく、写真でみたことのある父の子供の頃の顔を思い浮かべながら、(まさに戦後の頃の時代の子供らしい子供の顔だった)わたしは、なんとなく白黒の画面で想像しました。
父は、その頃の時代の音や空気も一緒に思い浮かべているようでした。
子供の頃の思い出って、すぐに過ぎていってしまう瞬間だからこそ、なんでもないような光景も覚えているのかもしれません。
なんでもないような事にこそ、その時の自分の気分や時代も感じることができるのかもなあ。と思ったりしました。
よく考えると、人生のうちのほとんどが大人として過ごす時間です。
一日のうちの夕焼けの時間の割合くらいが、人生の中の子供の頃の時間なのかも。

06.3/18 個展の準備

ただいま、サリダもベネッセも締めきりがおわって次号締めきり予定もまだお知らせいただいていない自由な時間。
毎日、FAXが流れるたびにどきっとします。が、今のうちに!と個展の制作にとりかかっています。
雑誌の仕事をはじめてから、クルールでの制作が自分の中で「ほんとうに好きなこと」になってきました。比較する対象があるせいか、よけいそう思います。
頭の中でふくらましたイメージを、今は形にしていっています。最近は、なにをするにも制作のヒント探しになります。
洋服を買いにいったつもりが、作り方や形のデザインのところにばかり目がいってしまい、その場でメモをとりたいくらい。作り方を知りたいために、このかばん、欲しい!と思ってしまうことも。
なんだかたくさん買ったつもりになってるのに、家に帰るとなにも買っていなかったり。

バナナムーンでは、イラストも展示販売します。最近、きれいな色のクレパスをたくさん購入したので色をぬるのがとても
たのしい。月のモチーフをどこかにいれる。というルールで描いています。どんどんでてきます。月の形って、いい形です。今度の個展のタイトルは、「ムーンダンス」。夜のちょっと大人な月のイメージではなく、カラフルでポップなどちらかというと昼の月のイメージかな。なんとなく、今回の色のイメージはピンクなんです。
最近、モノトーンの作品ばかり作っていたので久々に色のはいった作品を作りたくなっています。布ものにも、きれいな色の刺繍糸をよく使います。ピンク色、なんか今はピンク色が気になります。春が近いからかな。
今日は、麻のジャケットを作る予定。頭の中ではかなりかわいいデザインになっているのです。想像よりもかわいいものができるといいな。
バナナムーンの個展は、4/27(木)〜5/30(火)の1ケ月間。安曇野のいい季節に開催です。旅行がてらきてください。

バナナムーンの個展「ムーンダンス」http://banana-moonweb.com/museum.html

06.3/14 弟と5日間

先週末から、一番下の弟のりょうくんが大阪に遊びにきていました。
金曜にあったkings of convenienseのライブや知り合いの方の個展に行ったり、ソーイングギャラリーに行ったり、近所であったちくりんの個展をみにいったり。
天気がいい日が一日しかなかったのだけど、結構いろんなところに一緒に行ってみました。
りょうくんと一緒にどこかへ行くと、誰かと会う時に会いやすいんです。リラックスして人とあえるというか。1対1で人と会うよりも、なんとなく会いやすい。家族と一緒だと意識しなくても飾らない方の自分がちゃんとでてくれるというか。
知り合いの方の個展というのは、三谷孝幸さんという方の個展。
わたしが学生の頃、たまたま見つけたホームページでとても好きな感じの絵を発見して、突然メールを送ったのがきっかけで、三谷さんのサイトで、わたしも文章とイラストを載せていただいたり、わたしの個展にきてもらったり、去年には実家のバナナムーンでも初めての個展をひらいていただきました。
わたしが初めて見たホームページの三谷さんの絵はカポーティの文章に、もし挿し絵をつけるとしたら・・といったふうに、物語の中で自分のイメージを絵にしている方法で掲載していらして、なんだかそのやり方はとても楽しく絵を描いているように思えて、わたしもなにか描きたい!と思わせるところがありました。
イラストレーターとしてのお仕事をされているわけではないのですが、きっとこの人は才能がある。と勝手に思っています。
今回の個展は、銅版画の個展でした。京都のギャラリーANTENNAというところで開催していました。(12日まで)
今回で2度目の個展で、6月には枚方にあるソーイングギャラリーで個展をなさるそうです。ソーイングは広いからたくさんの作品がみることができそうです。楽しみだなー。

その三谷さんの個展をやっているギャラリーの上の階に住んでいる女の子が、三谷さんと絵のスクール時代の知り合いだったようで今回の個展で偶然再開したらしく、おもしろい女の子だから一緒にいかない?と弟とわたしをつれて彼女の家に。
アトリエとしてつかっているという部屋にとおされ、小さなその彼女がでてきました。
年令は聞かなかったのだけど、きっとわたしよりも年上なんだと思う。作品や、段ボール箱や、ミシン、パソコン、昔の珈琲ミル、いろんなものが、雑多に、でもちゃんと選ばれてやってきたような物たちがあるアトリエです。
エリックロメールの映画で、画家を目ざしている女の子の話があったのですが、そんな映画にでてきそうな外国のアバートのような部屋でした。ごりごりと、珈琲豆をひいて珈琲をいれてくれて夜の10時くらいだったのだけどわたしと弟、三谷さんとその彼女がぎこちないながらも、少しずつおしゃべりをしました。彼女の感覚は、どこかうちの母親を思い出させるところがあり、親しみが湧きました。その後、近くのお好み焼き屋にいきビール片手にしてからは、いろいろと話しをしました。(わたしっていつもそうなんだわ・・)京都にいることも忘れて、11時をまわったあたりで弟が「あ!」と気付き、慌ててタクシーに乗って電車に乗って、最終電車にぎりぎり間にあい、なんとか大阪の我が家へ辿り着いたのでした。
走りながらタクシーに乗る際に、走りながら彼女と名刺交換をしました。そういえば、名前も聞いてなかった。帰りの電車で名刺をみながら、思いました。京都へいったら、また会ってみよう。
いろんな人に会った5日間。個展のことをいろいろと考えこんだ5日間。
なにかを作る人との会話は、なぜか楽しい。きっと同じ苦しみや矛盾を抱えつつも、なにか作るのが人生となって考えているところが同じだから。5つ下の弟のりょうくんはまだまだ若いのに、その作る上での苦しみをちゃんと知っているからときどき、大事なことを教えてもらうことがあるなあ。と思う。
りょうくんも、5月に松本のガルガという喫茶店で個展をします。スランプを抱えて大阪へやってきて、昨日木テーブルでちくりんのコートを買って、(とても似合っていた!)ちょっとすっきりした顔で長野へと帰っていきました。

三谷さんのHP http://www.jade.dti.ne.jp/~mimimi/hibinokoto.html

06.3/7 いろいろな日があるな

ときどき、なんだかいろんな事や出会いがやってくる日が続いたりする。
おなかいっぱいやわ〜というくらい、人と会うことが続くときがある。
先週末、仕事で東京へ行ったときは、人と人のはしごのように順番に人に会っていきました。
ベネッセの打ち合わせ、個展の打ち合わせ、雑誌の撮影、友達とごはん、弟とごはん。
東京は行くたびに、迷うから疲れるんだけどでもやっぱり行ってよかったなあ。と思う。わたしは住んでいないから、短い期間しかいないからだろうけど、やっぱりなにか刺激を受ける部分っていうのはすごくある場所だなあ。と思う。自分にとってちょっと遠い場所という位置づけなんだけど、上を見上げてる気分っていうのはなんとなくちょっといいなあ。と思ったりするのです。見下ろしたいというよりも、見上げてたいという気分。

こないだ、ひさしぶりに楽しい出会いもありました。
半年くらい前に一度、同世代のライターさんや編集をしている人達を中心に7、8人くらいの飲み会をした時に、あれ、なんだか仲良くなれそう。と思った女の子2人と、今頃になってだけど3人で飲みにいきました。
3人そろった瞬間、なんだか緊張というよりもワクワク感があって、乾杯の前からもうみんな「われが!われが!」がでしゃべりたおしました。スピード感のある会話だった。(笑)
年も同じ年とひとつ下くらいで、ひさしぶりに同世代の友達ができたなあ。という感じです。意外と同世代の新しい友達って、できる機会がなかったので、嬉しかった。すぐに仲良くなれるってこういうことかも。
ひとりは作家さんで、ひとりは編集者。みんな悩みどころはそれぞれ違うのだけど、一生懸命、自分の生き方を模索しているところがなんかみんな同じ感覚で、刺激をうけたり、ほっとしたり。
恋愛も仕事も、きっと私達の世代って今いろいろと考えてしまうところなのかもしれません。渦の真只中に、身をおいてるような。先が見えなくて、こわいからみんな手探りで自分の方向を歩いていて、でもちゃんとこわくても歩いていこうとしているところがなんかね、いいんです。
どうやってこれから自分の人生を描いていくか、自分の手で舵取りをちゃんとしていきたい、押し寄せてくる波に流されてたまるものか。と、必死で踏ん張っているような。
最後にいった、秘密基地のようなバー、酔っぱらっていたせいか夢の中の空間のようでした。宮崎駿の世界。
帰ってきてひとり眠る前、亡くなったおじいちゃん、おばあちゃんに今日の出会いに感謝。楽しいことがあるといつもそうするんです。好きな人間に出会った時、男女問わず、こころから幸せやなあ。と思います。
来週は、長年の友達も遊びにやってきます。今からとても楽しみ。実は彼女をまきこんでやってみたいことがひとつあるのです。

ひとつお知らせ。
今年の夏、8月に自由が丘のキャトルセゾンで個展をさせていただくことになりました。
5月は1ケ月、長野県の兄がやっているバナナムーンでも個展をします。どんな個展にしようか、頭の中ではもうかたまってきています。楽しみにしていてください。

06.2/24 いちにちの始まり

朝いちばん、からっぽのおなかにあつい珈琲がしみます。
最近、ちょっとこれは珈琲中毒なんちゃうの。と思っています。先日、珈琲豆が2日きれていて2日間、紅茶で朝ごはんを食べたんですが、なんだかしまりのない2日間だったように思います。仕事のあいまのひと息に、ごはんの後に、眠いなあでも締めきりが・・という時に、珈琲は欠かせません。軽井沢の丸山珈琲の豆を通販して飲んでいます。おすすめです。本当においしいです。
いちにちで一番楽しみなのは、朝ごはんです。新聞よみながら珈琲飲んでヨーグルトとサラダと。珈琲は2杯飲みます。
友達や彼が泊まりにきて、一緒に朝ごはんを作るのもまた楽しい朝です。料理好きな友達だと、普段と違う朝ごはんが食べれるからそれも楽しい。滋賀の友達、こないかな。(笑)

昨日は、自転車で近くの花屋へ行って植木鉢と土を調達してきました。おととい、花屋の友達から花をたくさんもらったのです。
その花屋の友達に、絵を描いたんですがそのお礼にだって。いいの?いいの?と言いながら残らず全部もらいました。
ベランダで植えてくれて、出張花屋もしてくれました。いい天気の日でみるみるうちに我が家の小さなベランダがグリーンでいっぱいに。ムスカリやヒヤシンス、あとは緑の・・名前はわかりませんが、なんかいっぱい。
近所の花屋さんでは、土はおまけで大量にくれました。みんな優しい。人情の町、大阪。
そんなわけで、帰ってからはもらった花や緑を植木鉢にいれたりして、久しぶりに土いじり。爪にいっぱい土が入ってしまったりするんだけど、楽しかったです。去年、その友達の花屋さんとこで買ったムスカリの球根に小さな球根がいっぱい増えてて、びっくり。子供を産んでるようでちょっと感動してしまいました。もうすぐ、花が咲くそうです。春よ、こいこい。その花屋の友達、男性なのに(男性だからか)すごくセンスがいいのです。かわいいブーケじゃなく、センスがいいブーケを作ってくれるんです。赤字覚悟でも、いい花しかセレクトしていないところも男前。
フランスにありそうな花屋が、堀江にあります。日本ではまだまだ日常的に花を買うっていうのが、庶民の感覚では根付いていませんが、特別な日じゃない日に花を買うという習慣、いいですね。
すぐに枯れてしまうから。というのではなく、すぐに枯れてしまうけども限られた時間にしか生きれないものの儚さこそが、美しい。
ということもあります。日本人は、儚いものへの美を感じることが強い民族らしいですよ。

丸山珈琲 http://www.maruyamacoffee.com/
atelier spontanement http://www.spontanement.com/