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07.8/3 あかい服

こないだ家の近所にある木テーブルがクロゼットというお店をひらいたと案内をいただいたので、行ってきました。
ほとんど一目惚れ的にあかいスモックを買いました。ホームスパンのものでした。
とてもきれいなあかいろで、日焼けした肌にも似合いました。こないだ映画へいったときに着ましたが、またはやく着たくてしかたありません。自分がいいなと思った服が似合うと(自分でいってる)とても嬉しい。

naruseで、あきふゆの第2弾の受注をしています。今回は時期的にもよかったのかたくさん注文がきました。どうもありがとうございます。はじめましての方、もう何年のつきあいになるのかしら。という方、どうもありがとうございました。お届けは9月中旬〜末頃です。その頃は涼しくなってるのかな?今はまだちょっと想像できない感じです。
今週末の日曜日まで、受注をうけつけています。よかったらみにきてください。http://atelier-naruse.com

07.7/31 ていねいな仕事

アン・サリーの新しいアルバムにはいっている「のびろのびろだいすきな木」という曲があります。
NHKのみんなのうたで使われているものらしいのですが、好きな曲です。のび〜ろのび〜ろだいすきな木。

アトリエの観葉植物も、どんどんのびています。元気いっぱいでうれしい。写真よりももっとのびている感じがあるのです。ジャスミンの木とアイビー、それから窓辺にはカジュマル。
カジュマル、こないだ弟からきいたのですがカジュマルには、「ケンムン」という妖怪が住んでいるそうな。
奄美大島にカジュマルが多く繁殖しているらしいのですが、ケンムンもいることで有名らしいのです。座敷童子みたいに
いたずらしたり、いいこともする妖怪らしい。
そんな妖怪がいるなんてしらなかった。わたしのアトリエのカジュマルにも、いるのかな?暑くて夏バテしてるかな?
3日程、アトリエにこれなかったので今日はくるなり、ごめんねと水やり。ぐんぐん飲んでいる感じがしました。すまんかったね・・ケンムン。今年の夏は、友達夫婦とだんなはんと4人で沖縄か奄美大島に旅行にいく予定!ぜったい行く!行ってやる!

アトリエ、3日ぶりとなると、メールもたまっているし、郵便も。
こないだ取材を受けた雑誌の校正が届いていました。ライターさんは以前違う雑誌で取材をうけた方で、久しぶりにお会いできて嬉しかった方。そのライターさん、やっぱりとてもいい文章をかく方でした。ちゃんと丁寧に取材してくださったのだなあ。
と感じました。ときどき、雑誌に掲載させていただくことがありますが、ちゃんと取材してくれたなあーと感じるのって意外とすくない。文章になってみると、あってるんだけどどこか違うんだよな。とか、わたしをこういうイメージで見ているんだな。
とか、ライターさんの主観が存分にはいりすぎていることが多いな、と感じることが多いので、がっかりすることも多いのです。でも、ちゃんと向き合ってちゃんと何がいいたいのか、どういう人なのか、ちゃんと丁寧に考えてくれていたんだな。と感じるライターさんに出会うと、とても嬉しくなります。
ライターという職業うんぬんかんぬんよりも、その人の人と接する姿勢が、ちゃんとしている方なのだと思います。と、いうのは、実はだんなはんの受け売りの言葉。
だんなはんも、同じくライターという職業なので取材を受けた人の伝えたいことを、ちゃんとぶれないように丁寧に人と接しなくていけない。と言っていたのを思い出しました。身内びいきではないけれど、うちのだんなはんもちゃんと取材した人のことを、ぶれないように伝える、主観だけで文章をかかない結構いいライターさんであるのです。
いやはや、なんだかとても嬉しかったので掲載誌、見本誌がおくられてくるのですが、個人的にもちゃんと本屋で買っておこうと思いました。大事にしたい本になりそう。
ちゃんと丁寧に仕事している人と接すると、気持ちがいいですね。
発売は、1ケ月も先なのでまた忘れた頃に報告します。天然生活という雑誌の特集ページでの話でした。

07.7/27 しおり

梅雨あけしてから、この暑さ。いきなりすぎやしませんか。
早速体調をくずし、はやくも夏バテ先取りしてしまいました。みなさんはいかがでしょうか。冷たいものばっかり食べて
いてはだめですよ。
そんな中、梅酒のラベルデザインの第2弾の打ち合わせで奈良の酒蔵さんへ見学にいったり、そのラベルデザインをして
くれてる弟のけいちゃんが東京からきていたり、だんなはんの誕生日があったり。なんやかんやと忙しかったここ最近。
梅酒のラベル、かわいいのができました。いろいろとおまけのついた梅酒なのですが、箱デザインからシールのデザイン、お話をかいた葉書説明書など、なんだかたくさんありました。弟のけいちゃんがデザイナーで、わたしがイラスト、だんなはんが、商品タイトル、コピーなどを考えてくれて3人チームで作りました。タイトルがなかなかいいんです。また発売になりましたら、写真とともに掲載します。今後もそのシリーズで果実系のリキュールのラベルを作っていく予定です。味もかなりこだわっています。美味しかったです。梅酒は多分8月中には発売できるとのこと。

写真は、本のしおり。
8/3から東京にある、海月書林という古本屋でやるイベントの中のしおり展にお誘いいただいて参加します。
こういうことがあると、普段つくらないものを作ってみてみるからおもしろいのです。
きっとみんな上手にかっこいいもの、作ってくるんだろうなあーと思ったので、敢えてへたくそな感じでいこう。なんて
言い訳がましいですね。でも、結果、へんてこなものばかりできてくるんだから、しかたない。
30円〜500円くらいまでのしおりをいくつも作りました。お近くの方は、ぜひのぞいてみてください。
参加する作家さんたち、有名な人ばっかり。かなりぴくぴくしてます。

海月書林実店鋪オープン一周年記念イベント
海月書林・ひなぎく 東京都杉並区上荻1-10-3-2階 03-5397-5565 定休日 水・木
http://www.kurageshorin.com

07.7/20 昨日のいちにち

昨日はいちにち、ひとりであきふゆ第2陣の写真撮影をしていました。
今までだんなはんか実家にいるときは母か、あとは友達に手伝ってもらってしていた作品撮影ですが、だんなはんが三脚を持っていて、自分でも撮れるのか。とふと、思ったのでした。
だれかに手伝ってもらうとなると、それぞれに都合もあることですしなかなか写真を撮らなくてはいけないというのは面倒くさい作業のひとつだったわけです。
自分の作ったものを自分で着るという、なんとも友達少なそうな感じなのですがそういう理由があったわけです。
で、昨日はひとりでタイマーをつかって撮影会。アトリエの鍵をカチっとしめて、服をとっかえひっかえ着ていきました。椅子をならべたりして、すわってみたりかがんでみたり。だんだん乗ってきて、cancan風とかモード風とかなんだかそんなあほなことをやってみたりしていました。案外たのしくなってきて、ひとりでノリノリでした。
家に帰ってだんなはんに、デジカメの画像をみせたら「あんたもそうとう自分好きやね」と言われてしまいました。まあそうなるのかしら。
今、画像をまとめたりしてページを作っています。来週頭には画像を閲覧できるようにします。
8/1から/5まであきふゆ第2弾、受注会です。どうぞよろしくお願いします。

昨日は9時頃までそんなふうに仕事をして、帰宅したのが9時半頃だったのですが、ごはんの準備をして食べているとニュースで、心理学者の河合隼雄さんがお亡くなりになられたことを知りました。何冊かしか著書は読んだことはありませんが、いくつか読んだ本の中の文章を思い出しては、いろんな場面で勇気づけられ、前向きになれたのです。
とても優しくて、おおきくて、なんだかほっとするんです。
テレビでときどき、拝見する姿は優しそうで気さくで、ユーモアがあってあたたかそうな人柄がだいすきでした。
体調をくずされたとは聞いていましたが、ついに亡くなってしまったのだなあ。と、だんなはんと悲しい気持ちになりました。
一度も会ったことがない人なのに、ほんとうに河合隼雄さんだいすきだったなあ。
きっとこんなふうに思っている人、たくさんいるんでしょうね。
昨日はニュースをみながら、じんわりと泣けてきたいちにちの終わりでした。

07.7/17 仕事の方法


なくなってきたはるなつ。

naruseの洋服ブランドをたちあげてから、いろいろな壁がやってくる。
最初の壁は、工場で生産するということの勇気。自分の手からはなれたものっていうのは、作品でなく商品になる。と思っていた。
だれかのちからを借りるということは、自分のやりたいことをちゃんと言葉で伝える能力を持たないといけないうえに、自分の作ったものを、もっと客観的にみれなくてはいけなかったりする。
好きで手を動かして、作りたい!と思った時にいいものができて、それを発表して売る。それがわたしのスタンスだと思っていたのだけど、もっともっと欲がでてきてしまって、自分ひとりの時間と技術ではできないものを、想像するようになってしまった。
でも簡単には踏み出せなかったので、自分の手でできる範囲のもので自分の時間の中で作れるものを作ってきたのだけど、やっぱりやってみたかったので、ついに重い腰をあげて動き出した、というのがnaruseのはじまり。

今までは、資本金というものがわずかばかりでよかった。
布屋へいって、作れるぶんだけの布を買い、自分のひける範囲で型紙をひき、縫い、洋服やかばんを作り注文がきたらその分だけ作る。リスクがない。
でも、工場で生産となると最小ロット数というのがある。全種類10着、20着とつくるとなると個人で考えるとすごいお金がかかってしまう。しかも売れるかどうかもわからないし、洋服というのはとてもサイクルが早い。
さらに会社単位で考えると、10着20着はとても少ない単位なのでひとつひとつの原価も高くなる。となると、販売する値段も高くなってしまう。まだまだ名前もあまり知られてないブランドに、この金額はだせない。という金額になってしまう。
それでも、本当に少ない予算の中でない頭をひねってでも、なぜか作りたい。
最近は、安く売っている洋服をできるだけ、みないようにしている。なんだか、しょんぼりしてしまうから。
こんなに安いのに、しっかりとした素材でちゃんと縫われていて、着やすそうだわ。と思うとがっくしきてしまう。
でも反対に、とても高いけどやっぱり醸し出している世界観のあるブランドのものは、触っているだけでどきどきして、元気をだすためにも、買ってみよう。と思ったりする。そうやってお金をだす洋服は売っているお店も重要だったりする。あそこのお店の紙袋にいれてもらいたいな。と思って、わざわざ出向く。そうやって買ったものはいつまでも、その空気だったりはなくならなかったりするから、不思議だな。と思う。
わたしも、そういう服をつくりたい。

いろいろと考えながら進むわけだけど、なかなか思ったようにいかないことも多いわけである。
例えば、ショップ向けに展示会を開催する。ファッション業界のサイクルは先ほども書いたように、とても早いサイクルでまわっているので、いろいろと調べた結果4月に秋冬、10月に春夏の展示会を開催する。やっとあったかくなってきたなあーと思ったら、
秋冬のウールものを発表し、やっと暑い暑い夏が終わり、これから涼しい秋がやってくる。と思ったら、コットンや麻のキャミソールを発表するのだそうだ。わたしはまだまだ一般的な感覚のほうが強いので、ついていけないよなーと思ったりするのだけど、作り手となるとそうはいかない。頭が多少こんがらがりながらも次のシーズンのことを考えたりする。
でも名前もたいして知られていない、なんのコネもない新しいブランドが、アトリエで展示会をしました。という案内をお店に送ったところで、全然反応がないのは当然のこと。お店の人も暇じゃないのでそんなに簡単には来てくれないのである。
そうなると、わたしの場合、今までやってきたことのおかげで一般の方々が展示会にきてくれる。
でも、一般の方に次のシーズンの展示会をしても、まだちんぷんかんぷんなんだろうな。というのが、今回のあきふゆの展示会でよくわかった。
あきふゆの展示会なのに、今シーズンのはるなつの洋服たちばかり売れる。うれしいことなんだけど、新作もみてみて!という気分のわたしは、あれ、あんまり秋冬は、よくなかったのかな・・としょんぼりする。
それでもいくつかは、注文がついのたのだけど、アイテムが増えたために注文がついたのもバラバラで、注文1や2のものもたくさんでてしまった。そうなると、工場での生産にだせない。自分たちで作るしかない。さて、また壁である。
でも、今回の春夏ものも暑くなるにつれ売れてきて、在庫も残り少なくなってきた。
今ほしくないだけかもしれない。あとになると、ほしいな。と思ってくれる人もいるのかもしれない。
こうなると、やっぱりおおよその予想をして作ったほうがいいのか、リスクを考えると注文がはいった分だけ作ったほうがいいのか。
とてもとても迷うところ。
果たして、このファッション業界と同じサイクルでやる以外に、道はないのか。とも考えてみたりする。
そういうことを、むにゃむにゃと考えながら、仕事をする。
でも、なんというかだからといって、お金があったらいいのに。とは、特別おもわない。こうやってむにゃむにゃ考えながら進むのが、いいのである。と思っている。
10月に開催しようと思っていた春夏の展示会、南船場のグリフィスと松本のtonicoとやらせてもらおうと思っていたのだけど、一般の方むけにはやはり早いな。と思い、その旨を話し、一旦中止することにした。9月に芦屋で個展があるというのもあるので。
10月、東京で開催する合同展示会というものに、今応募しているところ。審査があるので、まだとおるかどうかわからないのだけど、お店のバイヤー向けの展示会。とおるといいな。でもとおるとなると、緊張するなあ。というところ。
才能あるすごい洋服をつくっている人って、たくさんいるんだろうし、そんな中でぱっと目をひくっていうのはよっぽどでなくてはいけない。わたしの洋服っていうのは、なんというかそういう前衛的でもなく、ものすごく個性的でもない。
でもそういう服をつくりたいと思わないし、なにぶん頭にでてこないだろうから作れないだろうと思う。
わたしだけの個性というものを、もう少し客観的にみることができたらいいんだけどなあー。
むにゃむにゃ、考える。
いろいろと考えていることがある。仕事も大事だけど、子どもだって生んで育てたい。
わたしらしいやり方で、作りたいものを作って、買ってくれた人が大事に持ってくれるということをしたい。
贅沢なことだろうけど、できればやりたい。と思う。
今すぐには叶わないかもしれないけど、そういうやり方をこうやってむにゃむにゃやっているうちに、きっとみつかるはず。と思っている。